高齢者虐待の調査結果が出たよ! 平成29年度高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果結果
厚労省の報道発表があり
各新聞社も調査結果をあげてますね〜
しかし、昨年はもう少し突っ込んだ記事があったのに
今年は淡々と調査報告をしている新聞記事が多いですね
今は児童虐待の方に熱が入っているんでしょうね
それに、厚労省は不祥事続きだし・・・
センセンショナルな事件でないと、報道も冷めてるなんて
なんかなぁ・・・・
厚生労働省発表に記事はこちら
↓↓↓
【平成29年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に
基づく対応状況等に関する調査結果】
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000196989_00001.html
資料1
https://www.mhlw.go.jp/content/12304250/000491671.pdf
資料2
https://www.mhlw.go.jp/content/12304250/000491672.pdf
今日は養護者による虐待について考えていきたいと思います
養介護施設従事者等による虐待についてはこちら
↓↓↓
https://www.penginmobileyuki.work/entry/2019/03/26/232609
養護者による虐待も相談・通報および虐待認定件数共に増加してますね
今後も相談・通報件数は増えていくのではないでしょうか
ただ、家族喧嘩みたいな相談も増えているような気がするな・・・
行政が間に入らないと、話ができない家族関係ってちょっと寂しいですよね
相談・通報者で多いのが「介護支援専門員」ケアマネジャーですね
それと「警察」
高齢者の支援に当たるケアマネジャーからの通報が多いのは、ホッとします
また、警察の方も行政につないで、高齢者のその後の支援につなげてくれていると思うと安心します
事実確認開始までの時間も、8割は児童虐待と同じ48時間以内に対応が始まっていますね
高齢者虐待防止法では対応開始時期までは明記されてはいないのですが、
日本社会福祉士会のマニュアルなどには、48時間以内に対応を開始するようになっているので、まずまずではないでしょうか。
養介護施設従事者等による虐待もすぐに対応できるようになってもらいたい。
憶測ですが、
養護者による虐待は、委託されている包括の職員の方が頑張っているので、対応が早いのではないかと思います。養介護施設従事者等による虐待は、市町村が包括に委託できる部分ではないので、遅いのかな。。。ホント、こればかりは市町村によって差があると思います。
また、虐待の発生は
「介護疲れやストレス」
ついで、「虐待者の障害や疾病」となっています
最近では、後者の虐待者の障害や疾病についてよく聞いていました。
対応が難しく、多岐にわたっての連携が必要となります。
正直、包括だけで対応できるものではないものまであります
それがきっかけで、飛んじゃう人もいるし。
国は「多様化」「複雑化」をどのように対処すべきかきちんと指針を出していただきたい。
ほんと、きれいごとだけではやっていけないですよ。まじで。
そして最後に「介護殺人」
毎年30件近くが上がっており、あまり変動はありませんが
・・・つらいですね
加害者の半数以上は「息子」で、介護の悩みなど打ち明ける場所がないのか
それとも、誰にも手助けしてもらいたくなかったのか、そもそも支援してもらうっていう発想がないのか。。。
関係者は何かできたことがあるのではないかと、深く傷つく事例です。
行政でできることって・・・・・って思い知らされる事例です
人にはいろいろなライフスタイルがあり、歴史があり
感情があるので、そこをすべて理解するのは無理です。
だけど、客観的に「やっちゃいけないこと」はしたらダメなんです。
市町村には客観性をもって、これからも対応をしていっていただきたいと思いました。